台風15号および19号による被災に対する緊急カンパの取り組み

 9月9日に関東地方を襲った台風15号による住宅被害は1都7県でこれまでに確認されただけで計4万511棟にのぼり、発災から1ヶ月以上が経ついまも、いまだに50軒近い住宅で停電が続き、復旧の見通しもたたないままとなっています。一方、住宅の被害が多かった地域では修理業者に依頼が殺到し、依頼してもすぐには対応できない状況になっていて、今もなお多くの被災者が被害を受けた住宅での不自由な生活を余儀なくされ、公的な支援などを受ける際に必要な「り災証明書」の発行も、人員不足により家屋調査が進まず、申請された数の半分ほどにとどまっている現状にあります。

 さらに10月12日から13日にかけて関東甲信越および東北地方を襲った台風19号は記録的豪雨により、37河川52箇所で堤防が決壊するなど未曾有の浸水被害や土砂崩れを発生させ、各地に甚大な被害をもたらしました。一方、浸水・強風による住宅等被害に加え、今後追い打ちをかけるような風雨と停電・断水・物流などライフラインへの影響の長期化が心配されています。

 つきましては、このたびの台風15号および19号で大きな被害を被った住民の皆さんに対する支援のため、国鉄労働組合として緊急にカンパを取り組むこととしました。組合員の皆さんにおかれましてはその趣旨をご理解の上、ご協力をお願いいたします。なお、カンパ額については、1,000円程度とさせていただきます。

 2019年10月

国鉄労働組合

中央執行委員長 松川  聡